re:前歯の隙間(忠告)・・歯科医からのアドバイス
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投稿者:
ヨッシークン (2000/02/25 11:09)
実は私も歯科医師なので、過去何人かのラッパ吹き(トランペット、ホルン、 トロンボーン各奏者、プロ奏者含む)の前歯を治療した経験から、意 見を述べさせて下さい。 1. 今の調子が良いとき ・歯のすき間を開けたり削ったりしないこと。 ・歯科医院で歯型を取ってもらい模型を保存しておき、もし前歯を治 療する際には全く同じ形を復元してもらうこと。 2. 今の調子が悪いとき ・決して歯のせいにしないこと。(マッピや楽器についてもですね) 歯のせいにして削ったり、元に戻したり悩んだらきりがないです。 ・良い指導者にアドバイスを受けましょう。 3. 今の調子はまあまあ良いが、バテやすい、ハイトーンが出にくい、音が つまっている、あるいはオープンすぎる感じがする。 ・歯並びや歯のすき間を調整したり歯の形状を変えることにより改善 する場合もあります。 具体例(実際に効果のあった例) 1.前歯の歯並びが悪く、長時間吹くと唇の裏の粘膜に跡がついて、バ テてしまう。 →段差をなくしたり、隙間を埋めることにより、改善されます。 2.ハイトーンが出にくかったり、音が詰まる、あるいはオープンすぎ る場合。 →前歯の隙間の開いてない人はわずかに開ける。ハガキ1〜2枚 分。 →前歯の隙間が大きく開いている人は隙間を少しずつ埋めてみる。 注意:具体例1.2の場合必ずしも良い結果が得られるとは限りません。 行うときには、管楽器に詳しい歯科医、できればご自身が金管奏者 (トランペット奏者かホルン奏者が望ましい)を探して治療を受け て下さい。 また、効果がない場合もとに戻せるか確認し、くれぐれも治療前の 歯型を取っておいて下さい。 大幅に歯の形態を変えた場合は数ヶ月なれるまで音が出にくくなる ことがあります。本番が近いときには決していじらないこと。 私自身の体験 ハイトーンが出にくかったため、前歯隙間を開けました。それに加 え中央のエッジを削りました。 効果はあり、ハイCまでしかでなかったのがハイGまで出るように なりました。ピッコロtrpも苦手だったのですが得意になりまし た。 しかし、開け過ぎは良くなく、最初1ミリ位開けたのですが、また 埋めてハガキ2枚分位に落ち着きました。 しかし、くどいようですが必ずしも皆に効果があるとは限りません。 まず練習に励むのが一番ですね。 尚、個人的な質問がありましたらメールでお答えします。 sdcd@gfnet.co.jp |