re:コルネット。(追加質問)  #6478
投稿者:  くりさん (2000/03/06 21:45)

バックはロングタイプで、ベッソン、ゼノはショートタイプです。
前者はアメリカンタイプ、後者はブリティッシュタイプとも言いますね。
管の巻きが大きく、トランペットに近い形がロング、小さくまとめられているのが
ショートという見方もあります(ベッソンはすべてそうです)が、バックなど
アメリカのメーカーにはどちらのタイプもありますので、一概には言えなくなりましたね。
生まれは同じなのですが、育ちによって両者が成立したようです。
前者はアメリカでディキシーランド・ジャズやバンドの花形として、
明るく大きな音が出せるように作られましたし、
後者はイギリスでブリティッシュ・ブラスバンドの主役として、
華やかで柔らかい音色が好まれましたから。
吹奏楽で言うならリードの作品にはロングタイプが本来似合うのでしょうが、
スパークの作品にはやはりショートタイプでしょうね。

ちなみにヤマハではロングタイプは長いマウスピース、ゼノなどショートタイプには
短いマウスピースが標準でついています。
作り分けをしているのは、日本ならではの現象でしょうね。

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