re:歯並びを克服し高音域を吹ける方法について(相談)  #7183
投稿者:  サンデーペッター (2000/05/31 00:40)

私はトランペットを始めて19年ですが、高校時代に歯を矯正を行い(この間
3年間全く吹かず)、それからアンブシュアを作り直した経験があり、最近10年間
取り付けたままだった前歯を裏側から固定する金属板を外してまた感覚が
変わってしまっているところです。
にゃんたさんの分析は結構的を得ていると思います。
私はほんの2ヶ月前まで上前歯(犬歯から前)の歯をすべて裏側から
金属板を貼り付けて連結固定しておりました。
その金属板の厚さは1mmあるかないかぐらいでしたが、
外したあと楽器を吹いてみると、楽器の鳴り、特に高音域の
息抜けが全く違い、非常に吹き易くなりました。
前歯の裏側の金属板(実際には前歯の厚さ)がこれほど
影響すするものかと驚きました。
なんか息の流れが変わってしまった感じです。
そのことから考えると前歯の大きさや並びで先天的に高音域が
苦手になることは十分考えられます。

>(本当はかぶっちゃいけないのかもしれませんが、歯が見えて
>しまう寸前くらいだと貧弱な振動になるので、ボリューム上
>問題ではないかと思ってます。)
でも、唇が捲れてしまったり、カップに入り込んでしまうと高音域は
出ません。

>周りにいるプレーヤに相談したところ、「中低音域をしっかり鳴ら
>せるようになれば出るようになる」、「低音域のロングトーン、
>リップスラーにより唇に柔軟性をつければ良い」などというアド
>バイスを受け、サラリーマンでありながらここ半年ばかり毎日
>1時間以上は中低音(チューニングB♭からローEあたり)のロング
>トーン、同様の音域でのリップスラーなどの基礎練習を積んでますが、

ロングトーンは唇を固くするし、リップスラーは唇が動きすぎて
知らず知らずに通常使わない唇を使ってしまうので効果的ではありません。
(十分吹く時間の持てるひとは別)
高音域に音域を広げるにはアーバンに載っているような跳躍の練習を
丁寧にやることをお勧めします。
これを毎日やるとアンブシュアを固定する筋肉の形ができますし、
柔軟性もつきます。
唇の土台をカチっと固めて低音高音むらなく吹くポイントが
掴めるを思います。これが音域拡大につながります。
学生のときにベルリンフィルのTP首席(当時)グロード氏のクリニックで
もこの練習を丁寧にやることを薦めていました。
あと、中川プロが度々おっしゃるように道具の選択も
重要と思います。
中川モデルも試されてみては?