青年はC管一本槍で!  #735
投稿者:  BABY (5/19 21:50)

 オーケストラでC管を使うメリットはB管より簡単に「突き抜ける音」が得やすいことと移調読替えが比較的簡単なことだとBABYは思っています。
 従ってメリットが大きいのはアタマを吹く場合に顕著で、セカンド奏者が使う場合は必ずトップがC管を使っているとかパワフルでないとバランスが悪くなるようです。

 トランペットは楽器自体が発音源のない増幅器みたいなものですから、楽器が大きいB管の方が増幅器としては優れているように思います。同じ系列(メーカー)のB管とC管を吹き比べてみるとB管の方が簡単にデカイ音が出せることでそのことが解ります。

 BABYは現在は贅沢にもB管とC管を併用していますが、学生オケ時代からつい最近(去年)までC管一本で通してきました。体格に恵まれているのか厚かましい性格なのか、デカイ音を出すのに全く苦労したことはありませんでしたから、大学オケでもジュネスでも都民響でもそのC管一本で勝負することができたのでした。若かったということもあるけど。

 BABYは今はもう初老ですから無理はせずに楽をしたいときにはB管、アタマでキンキラ音色で吹きたいときにはC管と使い分けています。それに今使っている楽器はSTOMVIのBTSで、CもBも純銀製ベルとゴールドプレートの真鍮ベルがついてきているので選択肢が豊富です。

 さてオーケストラでB管が必要かというのは、プレーヤーの吹き方とかポジションによるとBABYは思います。C管の不安定な音程を既に手なずけて吹けているようなプレーヤーであれば、あえてB管がなくても柔らかい音色も出せるし、C管特有の突出した音色も手の内にあるのですからB管が好きとかB管の集まったアンサンブルをやろうとかでなければ、C管一本槍で通して一向に構わないように思います。

 229ベルのハーセスモデルってBABYのとおんなじですね。鳴らしにくい窮屈なところがある楽器ですがどんなに強く吹いても破綻しないところが気に入って長いこと使ってきました。現在所属しているアマチュアオーケストラの同輩の若いトランペット奏者達なんて、このBABYの楽器よりも年齢が若いんですよ。
 これを言うとみんな「へへーっ」て水戸黄門状態になるんです。

http://www.asahi-net.or.jp/~FE7J-TRSK/trumpetters.html
http://www.asahi-net.or.jp/~FE7J-TRSK/profile.htm