re:音の感じ  #7369
投稿者:  サンデーペッター (2000/06/11 23:22)

いろいろ異論反論あるでしょうが、ちょっと補足します。

>同様の
>ロングトーンで、もっと上の音もとり入れたほうがいいのでしょうか?
私はあまりやらないほうがいいと思います。
やるなら、スケールで4拍ずつオクターブ上までいってまた4拍ずつ
オクターブ下がる、次に半音上げて同様にオクターブ上がって下がる
をやる方がいいです。(ムキにならずに)

>半音ずつ音を上げていく練習もしていますが、それも音量を小さくしてやった方が
>効果的なんでしょうか?
基礎練習は目的をはっきりさせないとだめです。
なんのために半音階スケールをやるのですか?
ここでは、音階をあげながら息のスピードと圧力でしっかりと音程を支える
トレーニングですよね。最も注意するところは息の線が細くなって高い音で
響きがしぼんでしまわないことじゃないですか?
そのためにはどういうアンブシュアでどのようなアパチュアになるか
を自分なりにつかんでいくのが目的ですよね。
ですから、音量は無理の無い音量でいいんです。

但し、中低音のロングトーンをpppでやる目的はアパチュアの中心部
に安定した木目細かい振動を作れるようにし、fでアパチュアが開きすぎない
ようにするための練習です。これも目的をちゃんと意識してやらないと
だめです。

唇の鍛え方の順序としてまずアパチュアの中心となる部分がまず安定した
細かい振動が出来るようにし、それから振幅を広げていって大音量に耐えうる
柔軟性と抵抗力をつけるということを考えましょう。前者の練習を十分やらない
うちにでかい音や大きすぎるMPで練習すると、唇がMPに入りすぎて
高音域が苦手になり、ppの音は響かず不鮮明とても雑なプレーしか出来ません。

ですから、例えば、ppで10分やったら10分休憩して5分間8拍ppから
ffまでクレッシエンドし、4拍休んで(そのうちの最後の1拍をブレスに
使う)また繰り返す、あるいは逆にffからppに>するなどダイナミックス
をつける練習もとり入れるといいです。
ただし、やりすぎは禁物です。自分で十分コントロールできる範囲内で
時間はppの練習時間の半分以下で済ませましょう。

>チューニングB♭をどのくらいのばせるかやってみたんですが、40秒くらいで
>だめでした。
まだまだだなあ。(^^)
その上のFでもチューニングのB♭と同じくらい伸ばせるようになってください。
特別小柄な方でなければやっぱり50秒以上かな。
(40秒と50秒の10秒の壁は結構厚いかも)
これは練習ではなく、あくまで調子を判断する目安です。
これが息が無くなるまで均一にppppで吹けるようになったら結構持久力
もついて格段にするでしょうね。

>やっぱり練習は立ってやった方がいいんですか?
もちろんです。ロングトーンはブレスとトーンを身につける練習で
そのプロセスでアンブシュアが鍛えられるんです。
座ってロングトーンでは腹式呼吸を忘れがちになるのでやめましょう。

とにかく、基礎練習を継続的に続けていくと、「これだ!!」
という感じに、はっと問題解決の糸口が掴める瞬間があります。
これをたくさん積み上げていってください。