re:高音の鍛錬について。  #7616
投稿者:  tky (2000/06/29 16:18)

ペダルの練習方法について。
唇を開くような方法で、音だけ出しても、逆効果です。
唇は、中音域〜高音域と同様に閉じてなければいけません。
昔、私も「マジオ」教則本を読み、早速練習に取り入れていましたが、
唇が開く癖が付いてしまい、中音域〜高音域に悪影響がありました。

練習方法としては、中音域のppから、クレッシェントしながら
ペダルへアルペジオで降りていく等するとよいでしょう。
(例:ド−ソ−ミ−ド−)
中音域の始まりの音は、タンギングを付けず、出来る限り小さな音で開始し、
(唇が閉じている状態を確認する為)
息の流れを増しながらペダルへ。
この時、唇が開いたり、アンブッシャーが極端に
変わらないようにします。
最初のうちは、「音を出す」ことに意識を向けず、
(ここで「音をだそう」としてしまうと、
息の流れ出はなく唇を開く事によって
ペダル音域を吹いてしまう可能性があります。)
音程を歌いながら、息の流れのトレーニングをするつもりで
行う事がポイントです。
ペダルの練習の効果および意識する優先順は、
@スムーズで豊かな息の流れを作る
A呼吸器官、喉、唇のリラックス
B音感
です。