re:即席ロータリー講座  #7844
投稿者:  モンケ (2000/07/19 01:11)

す、するどい!
ワタシもシャーガルを購入する前からご指摘の点は気になっていました。
チャットではどうもでした。

>クラッペンが付くと、別の音域で音程や鳴りに悪影響が出るとの話も
>聞きましたがどうなんでしょう?(チューニング管や3番管につば抜き
>がついた時と同じような影響だそうですが・・・)

リンツ-ブルックナー管首席ののWeitzer氏に以前訊きました。
「まったく問題ない」とのことです。オーストリアは昔からあたりまえに
つけてるんでしょうね。ワタシも問題は感じません。素晴らしい楽器です。

>モンケさんのシャーガルには、つば抜きすらないチューニング管も付いて
>おられたようでしたが、そういった問題のためなんですかね?

実はあまり深いことは考えずに、あえて注文したものです。
Weitzer氏が、古典の時には唾抜きのみのレヒナーをつかって
いるので、真似です。
彼は求める音色によっては、C,A、HキーのうちHキーのみをはずすことも
あるそうです。少しライトな響きになりますから。
実は元々は唾抜きのみのチューニング管を別に注文していたのですが、シャーガル氏
曰く、「こちらの方がよい」とのことで、のっぺらぼうのチューニング管が
届きました。

>チューニング管の違いで音に違いはありますか?

クラッペン3本付きのチューニング管を使用した時は、締まったまとまりの
ある音が出ます。重量も結構あります。
唾抜き、クラッペン無しのチューニング管ですが、上記と比べて非常に音が明るく、
きらびやかでライトな響きになります。ベルクランツがほしくなるくらいです。
また抵抗感も少なく、これは想像していた以上の大きな差です。 重さも全然軽い。
古典で、#系の曲になら良さそうですが、マーラー、ブルックナー、ブラ
ームスなんかには使えないと思います。モーツァルトの明るい調性の曲
(Pコン21、Sym38、41、フィガロなど)やハイドンくらいですかね。合いそうなのは
 あ、シベリウスにはいいかもしんない。イメージ的に。
でも2番なんかクラッペン無いとつらすぎる・・

ピストンに例えると、チューニング管に支柱が2本あるものと支柱無し
の違いくらいでしょうか・・(例によって遠い記憶と想像です)

ワタシは通常はクラッペン付き状態です。コワイ音はほとんどカバーできま
すね。
AsからハイDまでのすべての音がクラッペン併用で出ますから。

なーんか後ろめたいですが、ローテク故に効果は絶大です。
・・・・後ろめたくないです。はい。

ところでグロート教授のレッスンはいつでしたでしょうか? 復活。
見学は可能でしょうか?
サインもらおうとむくろんでるんですが・・・・



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