re:練習の仕方  #8180
投稿者:  tky (2000/08/10 18:10)

練習は、目的意識をもってする事が大事です。
ただ漠然とロングトーンを30分やっても、
「慣れ」はするでしょうが、効率よく上達はしません。

それに、最初からある癖や、無理をカバーする為に
新たに付く癖と言うのがどうしてもありますから、
何も考えずにロングトーンする事は、
その「癖」を定着させる事にもなります。

あと、手順も大事です。
ちなみに私は、大まかに以下のような手順、
構成で約2時間練習します。
各練習パターンはいろいろなバリエーションを、
日によって変えていきます。

@息(唇はついで)のウォームアップ(アルペジオ)
T リラックスと息の量を心がけ 中音〜ペダル
U 息の量と圧力を心がけ 中音〜ペダル〜ハイノート
Aタンギングのウォームアップ(スケール)
T 中音〜ペダル
U 中音〜ハイノート
Bリップスラー・リップトリル等
シラブルのウォームアップ
Cその日に設定した課題の練習
Dクール・ダウン

重要なのは、「息」のウォームアップを
丁寧に行わないと、非常に悪習が付きやすいと言う事です。

それと、各練習の時に、何をどうする為にこの練習を
行っているかを第1に考えて行う事です。
人間は、色々複数の事に注意を払うのは難しいものです。
注意を払う事に優先順位を付けてあげた方が、
効率よく練習できます。

ちなみに、私は、純粋な意味での「ロングトーン」は殆ど行いません。
(各エクササイズには含まれますが)
なぜなら、ある課題を達成する為の練習としては、
ロングトーンより適したエクササイズがある場合が
多いからです。

ロングトーンが無駄ってわけじゃ、決してないですよ。
「目的意識」を持って練習する為には、
いろいろ工夫があるって事です。

ご参考になれば。