re:音色  #8315
投稿者:  tky (2000/08/21 19:35)

音質はやはり、「イメージ」と「耳」と「身体の使い方」がマッチして、
初めて決定します。
「イメージ」が、「耳」により自然に自分の身体の使い方を導き、
イメージ通りの音が奏でられる、というのが理想でしょう。

「イメージ」の方は、ロータリーTrp1号さんが非常に参考になる
事をおっしゃられているので、私は身体の使い方の方から少々。

柔らかい音を出す時は、「ゆったりとしたブレス」「リラックスした支え」
をイメージして、吸気と呼気を行います。

一方、「芯のある」、「響きに輝きのある」、「タイトな」イメージの
音は、柔らかい音の時より、若干呼気時の支えを増してやります。
中低音の、比較的リラックスして吹ける音域でも、高音時のように
しっかり支える事により、音がコンパクトに、タイトにまとまります。

「息の支え」や、「リラックス」は当然どのような音域、音色のときも
必要なのですが、そのバランスを少し替えてあげる事によって
音のニュアンスが変化します。

あとは、タンギングによって、音の出だしや区切りのニュアンスが、
ソフトになったりシャープになったりします。
舌先を使うか舌の腹を使うか等々。。
タンギングのニュアンスは、色々研究してみてください。
研究の価値は絶対在りますし、将来財産になります。
ただ、タンギングの練習時は、「息をからめる」事が肝です。
これを忘れて舌の動きだけに頼ると、「シャープな音」ではなく、
「きつい音」になってしまいます。

こんな所に留意して練習&研究されたら、上手な友達の意図するような
音色の使い分けが出来るようになるのでは?

ご参考になれば幸いです。