re:Part 練習について  #8422
投稿者:  ロータリーTrp1号 (2000/09/07 12:40)

 そうですねえ、やはり、みんなで合わせてアンサンブルしよう、という意識をまず持ちたいたいですね。
その意識を皆で確認し合うことが最初でしょうね。つまり、中に、そげーなことごちゃちゃ言っとらんと、
まあ、楽しゅう好きにればええだいや。という意識の人があれば、いつまでも揃いませんから。より
あった演奏をすることで、よりレベルの高い演奏が出来、そのことがきっと皆にとってより大きな喜
びをもたらすことを確認し合わないとね。
 大学の体育会系の乗りで、「先輩神様」、「上意下達」で、上級生が強制するところもあるかもし
れませんが、本来サークルはお互いが認め合って、同好のもの同志、民主的にやるものでしょう。
その意味で、パートやセクション、ひいては楽団全体でその雰囲気を高めましょう。

 前置きはこれぐらいで、本題に入ります。私たちがやっていたのは、ロングトーン系の基礎練習。
テキストがあり、これは、金管セクションの全体練習で使っていた物ですが、これをパートでも、やり
ました。
 ロングトーン系の基礎練習は、個人練習の場合、
   ・アタックなどに気を使うことで音がきれいになる。
   ・音程に気を使うと正しい音程が身に付く。
   ・音の揺れの気を使うことで、音の安定感が増す。
   ・ppやffでのロングトーンにより、耐久力と、幅広いダイナ    ミクスを身につけられる。
などの効果が期待できます。そのためには、ただのロングトーンに相当な集中力を要しますが。
 
 これをさらにパートでやると、相手に合わすということが身に付くはずです。ユニゾンで合わ
ないのに、ハーモニーが合うわけありません。
 たとえば、Bbのロングトーンをラッパセクションでやるとして、「うなり」が聞こえなくなるまで
合わせていく。それぞれが正しい音程で吹いていれば、音が合うのが「道理」だけれど、個々
が完璧な音程で吹くことはまた難しい。それより、となりの音に合わそう、合わそうとすること
の方が大切ではないでしょうか。
 最初は、音程のさぐり合いみたいになるかも知れません。しかし、お互いが聴き合って、合わ
そうとする習慣が身に付くと、きっとだんだんと音が合ってきます。そして上手くブレンドされた
響きが生まれるはずです。その響きを知ってしまえば、もう病みつき。1番だろうが、3番だろ
うがブレンドされた響きを作る楽しさは変わりない。いや、1番で勝手をするより、下で合わせ
ていくほうが快感じゃないですか?
 こうなってくると、どんな曲やっても、自然と合ってきますよ。
 
 まあ、コトはそんなに簡単ではありませんが、パート全員での(あるいは最初は数人ずつでも
良いと思います。)ロングトーン、うなりがなくなるまできちんと音を合わせて行くようにするこ
と、こんなことしかアドヴァイスできませんが、試しにどうです?
ロングトーンで12のすべての
スケールを4分音符=50〜60で8拍ずつ上がって下がる。相当時間がかかりますが、これ
すると、耐久力も付くし、スケール覚えるし、音も合う。言いと思うんですが。もしかして、もう
やられてます?

akiy@thsnet.or.jp