re:楽器購入  #8444
投稿者:  サンデーペッタ− (2000/09/09 22:36)

一般的にはヤマハとかバックでしょう。
ヤマハだとあまり個体差が無いし、バルブ等メカ的なところも
精度が高くあまり問題無いです。また、メッキやラッカー仕上げ
も非常に丈夫なのでなかなか剥げません。(その辺ヤマハも
世界一と自賛している)
音色はつるっとしていて上品な響きでしょうか。
ガサツな響きにはなりにくいと思います。
いい意味で癖がないと思います。

バックはヤマハに比べれば結構無骨な造りで、バルブも自分で
使い込んでなじませる感じです。ラッカーはすぐ剥げます。
吹奏感は独特な抵抗感があり、響きも重厚で表現の幅の
広いのですが、ガサツな音色になりやすいので、
案外紳士向きでしょうか?(冗談^^)
このブランドの楽器はしっかりブレスをとって息を十分に
送りこませる吹き方が出来ないと、鳴らない楽器に
なってしまいます。
ほかにもう少し軽めに吹けるものはゲッツェン(900以下)
、コーンでしょうか。もともとゲッツェンはコーンをベースに
しているので昔からあるモデルはコーンと音色も吹奏感も
似ていて明るく柔らかめな響きです。
ホルトンは私も10年位使ってましたが、明るく丸みのある
響きがどのモデルも特徴と思いますが、響きは結構しっかり
していて大音量でふいても芯が崩れない響きです。
私の主観ではバックより上級者向きと思います。
シルキーは高価ですが、あまり吹いたことがないので
何もいえません。
ちなみにヤマハはシルキーの技術指導を受けてトランペット
造りをはじめた経緯があり、今のゼノはバック(ニューヨークバック;
バックの工場がニューヨークにあった頃の銘器)を
参考に開発されました。

以上いろいろ意見が分かれるでしょうが、私の主観による
感想です。
楽器を選ぶときは、いろいろなブランドのものを実際に吹いてみて、
自分の好みに合う吹奏感、音色のものを見つけてブランドや
機種を絞ったら、今度は同じ機種の楽器を5本位用意してもらって
その中で音色や音抜けのいいと思えるものを選ぶことです。
特にヤマハ以外の輸入物は個体差が大きいので、必ず同一機種の
吹き比べはやりましょう。
あと、仕上げがなにがいいかを始めに決めておくといいと思います。
ラッカーは落ち着いて暖かみのある音色、銀メッキは明るく丸みのある
まとまった音色、金メッキは滑らかで良く通る音色というべきでしょうか。
見た目だけでなく、音色も変わってきます。マウスピースも
自分の使っているものを持っていくこともお忘れなく。

人の意見を参考にしても惑わされないでください。
ご自分でこれがいいと思ったら、それがいい楽器です。
自分にとっていい楽器をもつことができれば、音楽的にも
新たな体験をすることでしょう。それが自分の進歩に繋がり、
これからもラッパ吹きを続ける原動力になります。