re:太い高音  #8699
投稿者:  tky (2000/10/02 10:10)

リスナーとして、響きのしっかりある高音を「太い」
というイメージを持つのはかまわないと思いますが、
プレーヤーとしては、高音は「細い」イメージでないと
色々弊害が出てきます。(「痩せた」「きつい」とは違いますよ)

高い音が「細い」事は、低音からの響きの繋がりから行って、
いたって自然な事です。
逆に「太い」イメージは、アパチュアをひろげたり、
センター(芯)の無い音や、無理な響きの音をつくったりします。

タップリ息をとって支えたら、(もちろんこれが大前提)
高音に関しては、中低音よりコンパクトに吹く
イメージで良いと思います。
(シラブルを上げ、閉じたアパチュアで唇の中心の、
できるだけ小さい範囲だけが振動するイメージ)
吐く息も、「量」は加減して、「圧力」重視で。

メイナード・ファーガソンは、と〜っても細いイメージの音で
高音をプレイするそうです。
そう言われてから、CDを聞いてみたら、なるほどその通り。
自分である程度「タイトなイメージの高音」が出せるようになって
から聞くと、さらに納得!