re:私が求めているもの  #918
投稿者:  はら (6/10 13:25)

8335系の楽器は確かヤマハのカスタムが、シルキからバックのコピーにくら替えした最初の楽器ですよね。抵抗感があまり強くなく、鳴りやすい良い楽器だと思います。ただ耐用年数がバックやシルキより明らかに短い(ダメになるのが早い)と思います。ひろこさんの楽器に対する不満もその辺にあるのかも知れません。

本題の「抵抗感の有る暗い音色の楽器」なんですが、活動されているジャンルが分からないので私と同じクラシック系(オケ、吹奏楽等)に限って話を進めさせていただきますと、

  ・ヤマハ ゼノ2  (ゴールドブラス・銀メッキ)
  ・バック ML−37(     〃      )

やはりこの辺の楽器がお勧めです。抵抗感でいえば金メッキのほうがかなりありますが、暗い音色を出すのは難しいと思います。それとこういった一般的な楽器をお勧めするのには訳が有ります。まず1点は、

  ・楽器のバランスが良い

ということです。特にバックなどは色んなパーツ、素材などの組み合わせで数限りない選択ができますが、スターリングプラスのベルやヘヴィーベルのモデルを吹いてみるとバランスの悪さ(気に入った音の出るスポットが狭い)が目立ちます。こういった楽器を吹奏楽(音色、ダイナミクスの要求が一番細かいと思う)などで吹きこなすのは苦労するでしょう。次に、

  ・選定しやすい

ということです。ヤマハならプロの選定品があたりまえのように流通していますし、選定しなくても楽器のバラツキが非常に少なく安心ですが、バックなどの外国製のものはバラツキが非常にあります。特殊なモデルだと選定の余地がないケースがほとんどですがハズレの楽器をつかんだときは悲惨です。選定をする、してもらうことは重要だと思います。

あと、選定を自分でやる場合はできるだけ色んな状況を想定して、さまざまな音色、ダイナミクスなど納得いくまで十分にやってください。簡単に試奏するだけではさっきいったスウィートスポットの狭さなどに気づかないことが多いです。私の場合も選定してくれるひとが身近にいなかったので自分でやりましたが、楽器屋と知り合いなのをいいことにオケ、吹奏楽の練習に売り物の楽器(もちろん全く同じモデル バックML−37GB−SP)を何本か持って行って選びました。

安い買い物ではないし、自分が本当に気に入って楽器を信頼できると言うことは、演奏に与える影響も少なくはなく重要なことだと思います。ゆっくりあせらず選んで下さい。