re:オーバーブローについて  #9263
投稿者:  tky (2000/10/24 11:39)

そうですねー、JAZZ、特にBIGバンドをやる人は
この傾向強いですね。ほとんどの方が、無意識に
「オーバーブロー」してるのではないでしょうか。

楽器を、「鳴らそう」とすると、たいていはオーバーブローになります。
大切なのは「鳴らす」のではなくて「自然に響かせる」と言う事です。
例えば、10の息の量や支え、コントロールを、
10以上の音量にしようとするとそうなります。

逆に、100の息の量、支え、コントロールを持ってして、2〜3くらいの音量
にするつもりだと、非常に「楽で余裕のある」に聞こえる音になります。
音に芯があり、ドラムセットや壁がpやmpでも
共鳴するような響きを持つ音になれば、「鳴らそう」としなくても、
十分遠鳴りし、前面にでてきます。

あと、BIGバンド何かで演奏中は、どんなに気を付けても、無意識に
回りの音にかき消された自分の音を聴こうとして、オーバーフローに
なったりします。
オーバーフローの音は、横で聞いていてもうるさいので、
まわりがオーバーフローしていれば、もう自分の音は聞こえませんよね。

譜面台にベルを半分かぶせて、音の半分を自分で聴き、
半分を客席に向かって出すようにすると、ある程度防げます。
遠鳴りする音は、吹いている本人は凄く小さい音の様な気がしても、
客席にはかなり響いて聞こえるのでその辺りも考慮して、
pp〜ffまでの基準を自分で調整すべきでしょう。