re:ffについて・・・  #9266
投稿者:  tky (2000/10/24 13:02)

クラシックでもJAZZでも吹奏楽でも、ホールの環境等々を考えても、
昔ほど大きな音の需要は高くないと思いますよ。
(僕の感覚だと、多くの人が、響きを音量で補う為に
mpのつもりでfを吹いてしまっているような気が・・・)

ffは、ただでかい音でふくだけなら、難しくはないはずです。
ただ、気を付けなければ行けないのは、ffの練習は一つやり方を
間違うといろいろな弊害を伴います。
だから、「ffの練習」という考え方より、「響きを豊かにする」練習
だと考えた方が良いでしょうね。

ちなみに、吹いている楽器から直接自分で聞こえる音が大きいのは、
下のスレッドでもありましたが、「オーバーブロー」です。
壁に音を跳ね返して(共鳴させて)、その音を聞き、
(その壁に音源が有るように聞こえるとより良いのですが)
その響きの豊かさ、強さでfやffを判断するといいでしょう。

でも、プロのBIGバンドリードラッパのベテランの人に聞いた話だと、
「実際のffは使わない。タンギングのニュアンスや、息のスピードで、
音にスピード感を与えて、ffのニュアンスを出すようにしている。
現代の環境では、その方が効率が良いから。」
って言ってましたよ。
実際のお客さんに聞こえる音や、その楽曲の中での役割、
そのバンドの中での役割からffを考えるのも重要でしょう。