あきらさんに同感!  #9503
投稿者:  ロータリーTrp1号 (2000/11/02 12:02)

>しかし今回のチャイ5は金管が我慢したということで負けずに出します(^^ゞ

 っていうのは、どういう意味でしょうか?金管が嫌がったんですか?チャイ5って、金管
(特にラッパ吹き)こそやりたがり、弦や木管は嫌がるかもしれないな、と思うのですが?
やはりきついからですか?

 ちなみに、1月にやりましたが、25年来のあこがれの曲。わたしゃ1stTrp吹けて、幸せ
の極致でした。もちろんきついけど。

 それと、あえて苦言を申し上げます。厳しいかも知れませんが、あまり深刻にはとらえない
で下さい。

 Trp始めて1年や2年で、オケの1stTrpを吹くと言うことは、本当にきついというか難しい
というか、無理なことだと思います。曲の要求を満たすだけの技量がともなうのは、その短
期間ではなかなか大変でしょうから。もちろん、上達の早い人はその限りではないかも知
れませんが。

 モーツァルトの交響曲の1部などは、譜面づらは簡単ですし、音もそう高くないものもあり
ます。ラッパ吹きにとって、高い、大きい、吹き詰めなど、体力的にしんどいことが、まず、
最初の鬼門でしょうから、その意味では、モーツァルトは簡単っぽいのです。でも、やると
これが結構むずい。ベートーベンなんかもっとそうです。ベト5,9なんて、吹き詰めのとこ
ろがありますから、見た目にもきついですが。
 いま言う難しさは、そういうところではなく、少ない楽器編成、すっきりとしたオーケストレ
イションにより、とっても繊細さが要求されるというところなんです。
 倍管で吹奏楽などをやる場合、少々無神経なことをしても、大勢に影響があまりない
こともあります。(吹奏楽の方、お許しを。決しておとしめているわけではありません。また、
吹奏楽でこそ、繊細なアンサンブルを聴かせて欲しいし、そうあるべきと思っております。)
でも、大編成より、小編成はひとりひとりがクローズアップされる分、責任が重い。ラッパ一
人なら十分全体をぶちこわせます。特に1番ラッパは。

 そこで思うのですが、好みの問題を別にすれば、例えばチャイ5のような曲は、やってみ
たい、あるいは演奏することは望むところ、なんて、自信持って言えるぐらいまで、自分を高
めることを常に考えていて欲しいと思います。

 もちろん、始めて2年やそこらで、そんな風に自信が持てる状態になるなんてことはあまり
ないでしょう。私だって、今でも自信があるからやりたいと言ってるわけじゃない。でも、好
きだし、チャレンジしたい、ということです。

 今の状態で、オケのラッパ、特に1番を吹く資格がない、なんて言ってるわけではありま
せん。そこらあたりはご自分で判断されるべき。自分を高めるか、あるいは、他のエキス
トラに人に頼むとか、またはアシスタントを頼むとか。色々方法はあるでしょうが、ご自分
の努力を怠ることなく、同時に現実的に可能な限りの最善の方法を採ることも必要でしょ
うね。全体に対する責任という意味では。

 文面から、私に明らかに誤解があるようでしたらごめんなさい。ただ、私が言いたいのは、
せっかく始めたトランペット、できれば、事情さえ許すのであれば、将来もずっと続けていた
だきたい。そして、どんなにきつい曲、困難な曲でも、トランペットにとって魅力的な曲、ある
いはラッパにかかわらず本当の名曲、やりたい、やってみよう、と思うところまで、頑張って
欲しいということです。クラシックには、本当にそんな曲がたくさんありますから。

 頑張って下さい。応援しています。